今回は、画像のとおり、玄関に全ねじを用いた棚を作成します。
この棚は、圧倒的な安さが特徴です。
入居して24日目、ようやく家具作りの開始です。
材料・材料費
材 (mm) | 数 | 単価(税込み) |
---|---|---|
針葉樹合板(ヒノキ) 厚さ12×幅910×長さ1820 | 2 | 1,265 |
→(幅910×長さ400) | 5 | |
W3/8 全ねじ 長さ2000 | 4 | 396 |
→(長さ1500) | 4 | |
W3/8 ワッシャー | 40 | 3 |
W3/8 ナット | 40 | 8 |
合計 | 89 | 4554 |
W3/8という特殊なサイズを使用する理由ですが、安いからです。
日本で主流なのは単位がmmのM●●規格なので、お金に余裕がある場合、M●を使用しましょう(M●●は2-3倍の値段である)。
使用する工具
レンチ(M10)
ナットを締めるため使用します。
今回はW3/8という特殊な規格ですが、M10で代用できます。
恐らくどの家庭でもあると思います。
水平器
棚の水平を取るために使用します。
インパクトドライバー
合板に全ねじを通す穴を開けるために使用します。
インパクトドライバーがなくても、穴さえ開けられればなんでもいいです。
ホームセンターでインパクトドライバーを借り、穴を開けるのが簡単です。
設計図
まず、設置する場所の測定を行います。
結果、幅950×奥行420×高さ1820でした。
材を無駄遣いしないため、幅910、
余裕を出し、奥行400、
最上段にバイクのヘルメットを置くため、高さ1500とします。
設置個所に変な段差がありますが、全ねじ棚は調整が効くため、無視します。
加工
まず、ホームセンターで合板と全ねじをカットしてもらいます。
自分でも加工できますが、
①そのままだと車に積み込むのが難しい
②賃貸住宅なので、加工場所や騒音の問題がある
③時短
のため、ホームセンターで加工してもらうのが一番です。
カットしてもらった合板の四隅に、インパクトドライバーで全ねじを通すための穴を開けます。
使用する材はこれだけです。
特に難しいことはありません。
ひたすらナットを回すだけです。
棚をナットで挟み込み、水平を取るだけです。
夜中の0時に、二人で黙々とナットを回し続けます。
ひっくり返せば完成です。
棚の数はとりあえず5段にしました。
合板の余りがありますので、段を増やすことも可能です。
玄関に置いて完成です。
これだけの大きさの棚が約4,000円で作成でき、満足です。
とはいえ、支えがボルトのみなので剛性がありません。
生活が軌道に乗ったら、しっかりとした棚を作成します。
まとめ
メリット
① 費用が安い
圧倒的に安いです。
これだけの棚を購入する場合、数万円レベルです。
引っ越しは初期費用が莫大になりますので、私たちみたいに先立つものがない場合、その場しのぎとして最適です。
② 制作が簡単
誰でも簡単に作成できます。
全ねじを通す穴を開けるのが一番ハードルが高いですが、ホームセンターに依頼すると開けてくれます。
この棚の制作時間は、ホームセンターで材料を買うところから完成まで、僅か5時間でした。
③ 調整が簡単
ナットを回すだけで高さを変更できます。
棚の数を増やしたり減らしたり、簡単にお好みにカスタムできます。
④ 分解・運搬が簡単
ナットを外すだけです。
また、とても軽く、たったの数kgなので女性1人でも持てます。
賃貸住宅の場合、引っ越しの時を考え家具等を選ぶ必要がありますが、この棚であれば簡単に制作・設置・撤去が可能です。
デメリット
① 剛性不足
見れば分かるとおり、不安な作りです。
重い物を乗せることは出来ません。
また、筋交いなど入っていないため、横からの力に弱く、グラグラします。
そのため、横風がある屋外や小さい子どもがいる場合、使用は避けましょう。
(その後、1年間使用した感想)
未だに現役です。
とても便利です。
簡素な作りですが、それゆえ、空間が広く見え、玄関が開放的です。
しかし、娘が生まれたため、危険防止のため、今後何かしらの対策を講じる必要があります。