禁煙したメリット・デメリットについて

夫です。

ついに禁煙しました。

喫煙歴は大学生の時から約10年、1日3箱、紙巻・手巻き・葉巻・煙管を嗜んでいました。

タバコの吸い過ぎにより肺に穴が開き(肺気胸)、

全身麻酔の手術のうえ、

「二度とタバコは吸ってはいけない」と医者に言われたにも関わらず、

退院後即日タバコを吸うほどの愛煙家が、

1 なぜ禁煙したのか
2 禁煙したメリット
3 禁煙したデメリット
4 禁煙のやり方

について記載したいと思います。

1  なぜ禁煙したのか

妻の妊娠を機に禁煙をしました。

私は喫煙が趣味でしたので、禁煙は本当に苦労しています(現在進行形)。

禁煙して約9カ月の今でも夢に出てくるぐらいですので、恐らくあと数年は苦しむだろうと思います。

とはいえ、禁煙して本当に良かったと思います。

周囲をも巻き込んだ健康被害、タバコ代の値上げ、喫煙所の少なさ…。

喫煙者はタバコのデメリットについて重々承知です。

結婚など、人生の転機ほどの出来事がないとなかなか禁煙は出来ません。

2 禁煙したメリット

家族が喜ぶ

妻が大変喜んでくれました。

禁煙してから初めて分かったのですが、 タバコによる時間のロスと臭いの問題は大きいです。

妻には大変苦労をかけていました。

付き合ってからというもの、

・デートは喫煙所探しからスタート
・デート途中でも喫煙離脱
・体はタバコ臭い
・喫煙している間は待っている
・キスは舌がピリピリする
  
同棲後は、

・ゴミ箱の吸い殻が臭い
・服などから部屋がタバコ臭い
・タバコを吸うために昼夜天候問わず外へ行く
・お金の無駄遣い

と、影響は多大です。

それでも付いて来てくれた妻には感謝しかありません。

お金が溜まる

これが圧倒的に大きいです。

具体的には、月7万円ぐらいお金が浮きました。

私は自宅では煙管、屋外では手巻きと紙巻(アメスピ2箱)を吸っていました。

煙管と手巻きでコストを抑えていましたが、コンビニで買う紙巻が圧倒的にコストがかかります。

何故なら、コンビニでタバコだけ買うことはほぼなく、大抵コーヒーとかも買うからです。

私の場合、月に、

タバコ代=約3万9千円(内訳:手巻き・煙管代約5千円、紙巻約3万4千円)
コンビニ代=約3万円(クレジットカードでの金額から推測)

でした。

とはいえ、使えるお金が増えたら、その分別の何かを買ってしまうので、常にギリギリの生活なのですが…。

職場での評判が上がった

禁煙者、特に女性陣から評判が上がりました(上がったというより、これが本来当たり前なんですが…)。

職場離脱と臭いが問題となります。


職場離脱について

喫煙による職場離脱の時間は、計算すると凄いです。

私の場合、1日20分職場離脱していました(1本の喫煙時間:3分、喫煙所までの移動時間:往復2分、喫煙回数:午前中2回、午後2回の計4回)。

これは私もずっと気にしていて、急いで帰ってきていました。

同僚の場合、1日80分(!)職場離脱しています。

しかも、喫煙者というのは、タバコ休憩の時間はほぼ同じのため、時間になったら一斉にゾロゾロと喫煙所に行きます。

職場離脱中の来客・電話対応は、周りがフォローしなければなりません。

どう考えてもおかしいです。


臭いについて


禁煙してからより一層分かったのですが、喫煙者ってとんでもなく臭いです。

臭いだけならまだしも、粘膜が刺激され鼻は痛いわ酷い時は目から涙は出るわ、大変です。

喫煙している時ですら、煙が目に入ったら涙が出ていたのですから、非喫煙者にとってタバコの煙は毒ガスです。

恥ずかしながら、10代の頃から喫煙していると慣れ過ぎてて、非喫煙者のいうことが大袈裟に聞こえていました(大抵、喫煙者の親も喫煙しているため、赤子の頃からタバコに慣れている)。

特にエレベーターは社会問題レベルです。

喫煙者の乗った後のエレベーターは、とんでもない臭いです。

臭いについては、流石に擁護出来ないレベルです…。

時間が増えた

時間が増えました。

増えすぎて、最初は手持ち無沙汰になるレベルです。

私の場合、単純計算で1日に4時間タバコを吸っていたため、当たり前なんですが。

喫煙者までの往復時間も含めると、5時間以上でしょうか。

24時間の内、5時間もの時間が出来るのは大きいです。
 

喫煙所を探さなくてよくなった

上記の「時間が増えた」に関連しますが、喫煙所を探さなくよくなったことで時間が増えました。

喫煙者は喫煙所に縛られます。

観光地に行こうが、仕事で出先に行こうが、とにかく喫煙所探しからスタートです。

当然、友達や家族なども、喫煙所探しに付き合わせてしまいます。

とんでもない時間の無駄です。

喫煙していた頃は、町中の喫煙所がどこにあるのか記憶していました(喫煙者なら全員している)。

それでも、喫煙所まで往復する時間は計り知れません。

また、賃貸住宅に住んでいると、タバコを吸うのも一苦労です(ベランダで吸うと近所迷惑)。

昼夜天候問わず、近所の公園まで歩いて行っていました。

一体、タバコを吸うために1日どれくらい時間を費やしていたのだろうか…。

タバコ臭さがなくなった

喫煙者のいる場所は全てタバコ臭いです。

体、服、車内、自宅…。

全てタバコの臭いが染みついています。

「何か部屋が臭いな」と喫煙していた時から思っていたのですが、それはタバコ臭が染みついた物が原因でした。

喫煙者といえども、煙は臭くなくても吸い殻とかは臭く感じるんですよね。

愛用していた革手袋とか臭すぎて捨ててしまいました。


また、体のヤニが落ちたのは大きいです。

特に、歯の裏のヤニ汚れが落ちたのは、口臭に大きく影響しました。

喫煙者の歯の裏って、ヤニにより真っ黒になっており、非常に臭いんです。

歯医者でヤニ汚れを落としたあと、歯が綺麗です。

さらに、私の人差し指と中指は、ヤニにより黄ばんでいました。

手を洗っても洗っても、タバコ臭は抜けませんでした。

これらの体のヤニ汚れが落ちたのは嬉しいです。

食べ物が美味しい

食べ物が美味しくなりました。

美味しすぎて、半年で10キロ太りました(笑)。

喫煙していた頃は食事に興味がありませんでした。

全くお腹が空かず、1日1食でも平気だったのですが、禁煙後は1日3食食べないと体が持ちません。

また、食事に興味を持ち、色々と料理をし始めるようになりました。

妻と一緒に料理したり、私が料理を作ったり、家族との絆も深まりました。

寝つきと目覚めがよくなった

私は布団に入ってから3時間は眠れませんでした。

いつも0時に布団に入り、3時ぐらいに就寝、7時に起床という生活でした。

毎日家族にたたき起こされ、「仕事休もうかな…」と思いながら目覚めの一服を吸うのが朝のルーティンでした。

それが禁煙してからというもの、よく眠れ、気持ちよく目覚めるようになりました。

分かったことは、早寝早起きは人生を豊かにします。

3 禁煙のデメリット

喫煙所でのコミュニケーションがなくなった

これは大きいです。

私の職場は、男性陣の半分が喫煙者です。

特に上層部が喫煙者です。

喫煙していた頃はよく喫煙所で会話していたのですが、いまではさっぱりです。

仲の良かった先輩や同僚と会話がすっかりなくなり、寂しいです。

これは仕事にも影響があると思います。

非喫煙者の皆さんはどうやって職場の皆さんとコミュニケーションを取っているのでしょうか…。

仕事のメリハリが取りづらい

喫煙は気分転換として利用されます。

何か一つの仕事が終わったあと、一服し、別の仕事に取り掛かる。

煮詰まり、一服し、頭をリフレッシュさせる。

そういったメリハリがなくなったため、ひたすら仕事に追われ、なかなかメリハリが取れないです。

休憩しようにも、サボっているように見えるため、堂々と休憩もできません。

喫煙所ではスマホでネットサーフィンしたり雑談したりで休憩していたんですけどね。

これに関しては、管理職が率先して休憩時間を設け、休憩を取らせるべきだと思います。

4 禁煙のやり方

私の場合は単純に我慢しました。

ニコチンパッチ等は使用していません。

しかし、気が狂うかと思いました。

ニコチンパッチ等を使えるのであれば使った方がいいです。

禁煙直後については別記事で詳細を書きます。